こんにちは、るべるです。
皆さんは、こんな経験はありませんか？
「日曜日なのに銀行が開いていなくて困った…」
「海外送金の手数料が高すぎる！」
「預金の金利が低すぎて、お金が増えない…」
実は今、これらの悩みを一気に解決する新しい金融の形が世界中で急速に広がっています。
それが「DeFi（ディーファイ）」です。
2024年1月現在、DeFiサービスの利用者は世界で約500万人を突破し、取引総額は月間10兆円を超えています。
従来の銀行に取って代わる可能性すら指摘される中、今回は、この革新的な金融サービスについて、誰でもわかるように解説していきます。
1. そもそもDeFiって何？誰でも使える「新しいお金の仕組み」
スマホがあれば誰でも参加できる！
DeFiは「Decentralized Finance（分散型金融）」の略です。
ちょっと難しそうな言葉に聞こえるかもしれませんが、要するに「銀行がなくても、スマホだけでお金の管理ができる仕組み」のことです。
従来の金融では、お金を送ったり、貯金をしたり、株式投資をしたりするには、必ず「銀行」や「証券会社」という仲介者が必要でした。
これらの機関は平日の決められた時間にしか営業していないため、私たちは彼らの都合に合わせてサービスを利用しなければなりませんでした。
一方、DeFiではスマホとインターネットさえあれば、時間や場所を問わず、必要な金融サービスを利用することができます。
まるでSNSを使うような感覚で、お金の管理や運用ができるのです。
従来の金融とDeFiを比較してみると、その違いは一目瞭然です。
従来の銀行では、営業時間は平日の9時から15時までに限られ、複雑な手続きが必要で、手数料も高額です。
さらに、銀行口座の開設には様々な条件があり、誰もが簡単に利用できるわけではありません。
これに対してDeFiでは、24時間365日いつでも利用可能で、スマホだけで全ての手続きが完結します。
手数料も従来の銀行と比べてはるかに安く、銀行口座がなくても利用できます。
銀行や証券会社がいらない理由
「でも、銀行がないと危なくないの？」そう思う人も多いはずです。
実は、DeFiではブロックチェーンという特別な技術を使って、銀行以上の安全性を確保しているんです。
従来の銀行では、あなたのお金は銀行のコンピューター1台の中だけで管理されています。
もしそのコンピューターが壊れたり、銀行が倒産したりすると、あなたのお金が危険にさらされる可能性があります。
でも、DeFiは違います。世界中の何万台ものコンピューターが同時にあなたのお金を管理します。
これは、クラスの全員でノートを共有しているようなものです。
一人のノートが間違っていても、他の人のノートと比べれば正しい情報がすぐにわかりますよね。
DeFiも同じような仕組みで、とても安全なんです。
2. DeFiでできること – こんなに便利になる！
実際にDeFiを使うと、どんなことができるのでしょうか？具体的な例を見ていきましょう。
まず、海外にいる友達や家族にお金を送るとき。
銀行を使うと手数料が4,000円もかかり、お金が届くまで3日もかかります。
でも、DeFiなら手数料はたったの200円で、しかも5分程度で相手に届きます！
例えば、ケニアに住む大学生のジョンさんは、DeFiを使って日本のアニメグッズを買っています。
「今までは海外送金が難しくて買えなかったものが、スマホ1台で簡単に買えるようになった」と喜んでいます。
また、DeFiなら24時間365日、いつでも取引ができます。
夜中に急にお金を送りたくなっても、年末年始でも、いつでもOK。銀行の営業時間を気にする必要はありません。
さらに、お金を増やす方法も色々あります。
例えば、DeFiの「レンディング」というサービスでは、自分のお金を貸し出して利子を得ることができます。銀行の普通預金の金利は0.001%程度ですが、DeFiのレンディングなら年利5〜10%も期待できるんです。
ただし、高い利回りには必ずリスクが伴います。「簡単に儲かる」という話には要注意。
最初は少額から始めて、慣れてきたら少しずつ増やしていくのがおすすめです。
3. これまでの銀行との違いを比べてみよう
DeFiと従来の銀行では、実際にどれくらい違うのでしょうか？
具体的な例で見てみましょう。
例えば、1万円を海外に送る場合。
銀行だと手数料が3,000〜4,000円もかかり、お金が届くまで2〜3日かかります。
しかも、平日の決まった時間にしか送金できません。
一方、DeFiなら手数料は50〜200円程度で、数分で相手に届きます。
しかも、いつでも送金できるんです。
まるでLINEでメッセージを送るような感覚で、お金のやり取りができます。
また、銀行預金には実は色々なリスクがあります。
例えば、戦時中の日本では「預金封鎖」といって、突然お金が引き出せなくなったことがありました。
銀行が倒産した場合も、1,000万円を超える預金は保護されません。
でも、DeFiならあなたのお金は完全にあなたの管理下にあります。
政府や銀行の判断で突然使えなくなる心配はありません。
4. 気をつけるべきポイントは？
もちろん、DeFiにも気をつけるべきポイントはあります。
まず、パスワードの管理がとても大切です。
銀行のように窓口で本人確認をして再発行してもらうことはできません。
パスワードを忘れたり、なくしたりすると、二度とお金を使えなくなってしまう可能性があります。
また、まだ新しい技術なので、時々システムの不具合が起きることもあります。
なので最初は少額からスタートして、操作に慣れていくことが大切です。
安全に使うためのコツをいくつか紹介します。
まず、二段階認証は必ず設定しましょう。
スマホのロック解除のように、パスワードに加えてもう一つの認証を設定することで、セキュリティが格段に上がります。
また、怪しいリンクは絶対に開かないようにしましょう。
知らないサイトで情報を入力したり、見覚えのないアプリをインストールしたりするのは避けましょう。
5. これからの未来はどうなる？
専門家たちは、DeFiの未来についてこう予測しています。
2025年には、DeFiの利用者が世界で1億人を超えるだろうと言われています。
大手企業もDeFiサービスを始め、給料がDeFiで支払われる会社も出てくるかもしれません。
2027年には、DeFiでの取引額が従来の銀行を超える可能性もあります。
将来、お金のやり取りは全て、スマホ1台でできるようになるかもしれないんです。
私たちの生活も大きく変わるでしょう。
例えば、海外旅行に行っても両替の必要がなくなるかもしれません。
給料も、働いた分がリアルタイムで振り込まれるようになるかもしれません。
さいごに
DeFiは、私たちの「お金との付き合い方」を大きく変えようとしています。
まだ発展途上の技術ですが、うまく使えばとても便利な味方になってくれるはずです。
最初は少額から始めて、徐々に慣れていくのがおすすめです。
この記事を読んで、DeFiに興味を持った人は、まずは情報収集から始めてみましょう。
きっと、新しい可能性が広がっているはずです。
お金の世界は、私たちが想像する以上に速いスピードで変化しています。
その波に乗り遅れないよう、少しずつでも理解を深めていけたらいいですね。
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